リカバリディスク無い場合のリカバリ(OSの初期化)仕方

パソコンの動作上の問題が起きた時、よく利用するのが、OSのリカバリ。パソコンのオペレーティングシステム(OS)を購入時の状態に戻す初期化のことです。

パソコンのハードウェアの故障以外はこの処理で問題が解決致します。

リカバリをするためにはリカバリデータという初期化のためのデータが必要なのですが、通常それはパソコンのハードディスクHDD内にあることが多いです。なので、リカバリのための付属のCDなどを持っていなくても、リカバリ可能なのです。

やり方は、PC起動時にリカバリの為のモードに入り、そこからの流れでリカバリします。

リカバリの為のモードに入り方は、PCメーカーにより異なりますので、今後別の記事で記載致します。

しかし、よくある問題でその方法でリカバリできない場合があります。

パソコンをWindow10以前のOS(Windows7、Windows8など)で購入して、その後Windows10にアップグレードした場合です。この場合、ハードディスクHDDにあるリカバリデータは無くなる仕様となっています。なので、リカバリモードで起動してもリカバリできません。

Windows10の販売元マイクロソフトの発表で以下のようにあります。なので、Windows10のライセンスは保持しています。

「この PC を以前 Windows 10 にアップグレードしたことがあり、再インストールしようとしている場合は、プロダクト キーを入力する必要はありません。Windows 10 は、デジタル ライセンスを使用して、後で自動的にライセンス認証されます。」(→こちらを参照

ライセンスはあるが、リカバリデータがない問題なので、リカバリのデータは以下のマイクロソフトのサイトでダウンロードして、そのリカバリデータを使い、リカバリするとWindows10がインストールされ、ライセンス認証をその後行うと認証されて、利用可能になります。

マイクロソフト公式サイト:Windows 10 のダウンロード