「コンピュータがウィルスに感染しています」等のセキュリティ通知が止まらない。【ウィルス感染対策】

「コンピューターがウィルスに感染しています。」という通知はウィルスによるウソのメッセージ(フェイクアラート)です

パソコン(Windows OS)を利用中に突然通知エリアに「コンピューターはウィルスに感染しています」「有害なウィルスを検出!」「ノートンの警告です!」等の「自分のウィルスに感染してしまったのではないか」「すぐに対処しないと怖い」と不安をあおる通知が表示されるときがあります。

これは、ウィルス対策ソフトからのメッセージではなく、ウィルスによるウソのメッセージです。

表示された通知が、本物かウソかの見分け方をお教えします。

フィッシング詐欺に繋がる巧妙なフェイクアラート

結論から申し上げますと、本物かウソかの見分ける方法がありますが、ウソ警告の本物への模造がとても巧妙になってきており、素人の方が見分けることはとても困難です。

今回取り上げる事例は、まだ見分けやすいほうですが、より巧妙なフェイクアラートもあり、以下の内容を読んで自分で判別できそうなければ専門家に依頼しましょう。

Norton、マカフィーなど有名セキュリティソフトの名称を使い警告しておりますが、ウソのメッセージを出して、偽アプリをダウンロードさせることを誘導し、悪用目的で個人情報を盗むフィッシング詐欺にも繋がる「フェイクアラート」と呼ばれるものです。

原因とウィルス対策

本物の通知(セキュリティソフトのノートン・ウィルスバスター・マカフィー)

この画像が、本物のセキュリティソフトからの通知です。

ウソの通知(フェイクアラート)

こちらがウソの通知のフェイクアラートです。
赤で囲んだ部分に注目してください。

「Google Chrome」と「fadszone.com」「gadslife.com」という文字が表示されています。
また通知が表示されている位置が画面の右端の方です。

この情報により、
この通知はWindows OSからの通知であり、通知の発信者はGoogle Chrome(インターネットを見るためのWebブラウザ)である。Google Chromeの通知は「fadszone.com」「gadslife.com」というWebサイトからの通知をGoogle Chromeが許可しており、通知の発信者はこの2つのWebサイトである。「fadszone.com」「gadslife.com」というWebサイトはネット検索等で身元を調べたところ、ウィルスWebサイトである。
ということが判断できます。(専門家なら。。。)

解決策(ウィルス対策)

上記の分析より「fadszone.com」「gadslife.com」のWebサイトから通知をGoogle Chromeが許可していることが問題であるとわかったので、この許可を取り消す・ブロックすることで問題が解決します。

  1. Google Chromeを開く
  2. GoogleChromeの右上にある︙をクリックし、メニューから「設定」を選ぶ。
  3. 設定のメニュー左側の「プライバシーとセキュリティ」をクリック。
  4. 「サイトの設定」をクリック。
  5. 「最近のアクティビティ」にある「fadszone.com」「gadslife.com」のドメインがあるか確認する。ブロックしたいドメインを選び、右側のブロックマークをクリック。